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の録音(更新)は肉声により行われることもあるが、気象情報のような定形文は、全て自動化が可能である。利用者のアクセス数は計測されるので、利用者数の把握は容易である。

アクセスポイントを多くすることにより、利用者の電話料金負担やビジーの軽減を図ることができる。

 

5) FAXサービス

ファクシミリを使用した文字・画像による情報サービスであり、きわめて便利なシステムである。音声メディアでは不向きな、一覧表的なデータ、グラフ表示、地図等の情報提供に適している。

自動応答装置が自動的にサービスし、回線数はトラフィックに応じて決定されることは、テレホンサービスと同様である。パソコン画面上の表示がそのままFAX伝送されるため定形化された情報は自動原稿作成が可能である。情報が複数ある場合は、音声ガイドにより利用者に情報を選択させる方式が一般的である。

 

6) インターネット、パソコン通信

インターネットは、パソコンのディスプレイ上に文字・画像をカラー表示させることのできる優秀なシステムである。膨大な情報の中から、利用者はメニューを選択し、必要とする情報のみを取り出すことができる。さらに電子メール機能を活用すれば、利用者からの情報を収集することも可能である。データ量が多いため、14kbps以上の回線を使用できなければ伝送に長時間を要し、苛立ちを感じる。インターネットはグラフィックモードが一般的であるが、低速伝送でも使用できるテキストモードのものもある。

パソコン通信は、テキストモードであるが、インターネットと同様にメニューを選択することにより、必要とする情報のみを取り出すことができる。電子メール機能も利用できる。

 

2.3 伝送メディアに適する情報

表2.3は、前述の伝送メディアの特性とそれに適合する沿岸航行援助情報センターの情報提供項目を関連付けたものである。

 

 

 

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